徒然なるままに

フィクションの物語を書いたりする

実録

ずんずん ずんずん 歩いてく

暗く広い道 スポットライトは私を照らす

腕時計を見る

そろそろ日が昇る

 

喉の渇きを癒して再スタート

足の疲れは感じるが まだまだ

国道から住宅街に入る

目的地までの時間を確認し 少し不安を募らせる

 

腹八分目で再スタート

しばし忘れた 足の痛みは増したよう

何度も地図を確かめる

道を間違えた? 別の道を探す

 

コンビニで涼んで再スタート

日差しが強い 汗が噴き出す

諦めるなと自己暗示

ここで折り返し

 

 

雨が降り始めた

 

見つけた公園で小休止

痛む足に問う

「諦める?」

 

 

光がさして再スタート

周りの景色に目もくれず

心の中で悩み続ける

許して 私を殺さないで

 

 

歩いてく 歩いてく 歩いてく

 

もうあの頃のように歩けない

 

目的地までの道が目的地になった

 

帰ろう