2022-07-13 夜更かし 「君」を見続ける 辺りが明るくなってきた 「君」の血をペロっと舐めた 眠気は感じない 涙の味 眠ってる暇なんかない 君は賢い人だった おかげで僕は救われた しかし今はそれも苦しい 壁に寄りかかった 血まみれの君 何も見えない 聞こえない 君が僕の名前を呼んでも 君が連れて行かれても 僕は何もできなかった ただ、君の血が残る 「君」という壁の前に跪くだけ