徒然なるままに

フィクションの物語を書いたりする

夜更かし

「君」を見続ける

辺りが明るくなってきた

「君」の血をペロっと舐めた

眠気は感じない

涙の味

眠ってる暇なんかない

 

君は賢い人だった

おかげで僕は救われた

しかし今はそれも苦しい

 

壁に寄りかかった 血まみれの君

何も見えない 聞こえない

 

君が僕の名前を呼んでも

君が連れて行かれても

僕は何もできなかった

 

ただ、君の血が残る

「君」という壁の前に跪くだけ